【京都市山科区】知らない小学生がいるってホント!?公衆電話ボックスが減少しつつあります
街中にある公衆電話ボックスを、以前よりも見かけることが少なくなったと感じないでしょうか?総務省が発表した2022年度版「情報通信白書」によると、全国の公衆電話の設置台数は約13.8万台で、40年前の約1/4にまで減っています。
公衆電話は電気通信事業法施行規則で、市街地ならば500m、それ以外では1㎞四方の範囲に1台以上の設置が求められています。そのため、昭和の時代に公衆電話がかなり設置されたのですが、近年では携帯電話の普及や維持費の問題から数を減らしつつあります。
それに伴い増えているのが、「公衆電話を知らない人」です。特に高校生以下は生まれてからすぐに身近に携帯電話やスマホがあり、公衆電話を使う必要性が薄いことが原因と思われます。そのためか公衆電話の上には、「公衆電話のかけ方」が書かれています。
筆者も数年ぶりに公衆電話をまじまじと見て、電話帳がなくなっていたり、座るところがあったり、受話音量が変えられたり、ミニテーブルがあったりと、その変貌ぶりに驚きました。
NTT西日本によると、現在山科区内の屋外の公衆電話は47台ですが、山科駅、国道1号線や外環状線などに集中しています。今後も減少が予想されますが、災害時の連絡網としてある程度の数は確保されるので、非常時に備えて家族と公衆電話の使い方について話してみるのもいいかもしれませんね。
今回取材した京都市立鏡山小学校前の公衆電話ボックスはこちら↓