【京都市山科区】千年以上の歴史がある『花山稲荷神社』。市街地と思えない意外な風景も
五条通の川田道交差点のひとつ東の交差点を南に400mほど行ったところにある『花山稲荷神社』。花山稲荷神社は903年に建立された1100年以上の歴史がある神社で、花山天皇も花山稲荷神社の地名から名付けられたといわれるほど、由緒のある神社です。
平安時代に三条小鍛冶宗近が、花山稲荷明神の助力を得て名刀「小狐丸」を作り出した逸話から鍛冶の神社としても知られ、それにまつわるお火焚祭も11月に行われます。
鳥居をくぐってすぐは左右に住宅がありますが、100mほど進むと木々が生い茂っています。
2つ目の鳥居手前に神馬舎があります。看板の説明書きによると馬を神馬として奉納していた歴史があるという事です。
神馬舎の横には不動明王を祀られた石碑があり、江戸時代以前の神仏習合がうかがえます。
2つ目の鳥居をくぐった右手に、久久之智大神・草野比売大神・埴山比売大神・速秋津比売大神の4柱を祀った四社神社があります。
花山稲荷神社は病気にご利益があるという事で、四社神社の隣には薬丸大神も祀られています。
本殿前には5重もの鳥居があります。1700年代の江戸時代には参拝客でにぎわっていたということがしのばれます。
本殿の右裏手には多くの明神が祀られています。神域と思えるほど独特の雰囲気があり、筆者もお参りさせていただいている間は、ピリッとした緊張感がありました。
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