【京都市山科区】創業1927年の和菓子店の夏限定和菓子は、季節を感じるやわらかで上品なおいしさでした
外環椥辻の交差点を北に行ったところにある芳治軒は、創業1927年の老舗和菓子店です。
山科にゆかりのある大石内蔵助にちなんだ大石饅頭が有名で、地元の方からも愛されており、2023年4月に開催された山科スイーツフェスでも、2時間もかからず売り切れていました。
以前から複数の知人が口を揃えて「芳治軒さんの和菓子はどれもおいしい。でも、6月に行って○○を食べてみて」と言われて、6月になってからうかがいました。
そのおすすめされた商品がこちらの若鮎です。桜の季節なら桜餅、6月なら水無月といった感じで、和菓子は季節限定で販売されるものも多く、京都では若鮎は6月頃に限定で販売されるお店も多いです。やわらかでしっとりとした生地の中にもっちりとした求肥が入っていて、上品な甘さでとてもおいしいです。
わらび餅や水無月といった季節の商品も並んでいます。わらび餅は口に含むととろとろととろけるほど柔らかく、黒蜜もついており味変して堪能させていただきました。水無月は甘さ控えめで、適度な柔らかさがありつつも歯切れがよくて、今までに食べたことがない口当たりで驚きました。
どの和菓子もおいしかったのですが、若鮎の上品な味わいに「6月に行って」と言われた意味が分かりました。お店の方に聞いたところ、こちらの若鮎のファンも多く、「いつから販売されるの?」という声が多くて、今年は販売を早めて5月から販売されたそうです。この季節だけの若鮎をぜひ食べてみてくださいね。
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