【京都市東山区】レトロ感漂う和菓子店には丁寧に作られた和菓子のほかに、ちょっと珍しいものもありました
川端通塩小路の交差点を東に50mほど行ったところにある「御菓子司しまだや」。
三十三間堂からも近く、お店の前からは京都タワーが見るくらい京都駅からも近いのですが、鴨川を挟んで住宅街であるため、どこかのんびりとした雰囲気があります。
お店の軒先にはガラス蓋の木箱に入った和菓子が並んでいます。三色団子や桜餅・おはぎなど定番のものが並んでいたのですが、キンカンもちというあまり見かけないものもありました。
奥のショーケースには上用まんじゅうや赤飯まんじゅうなどが並んでいたのですが、珍しいロシアケーキも並んでいました。ロシアケーキは昭和の初期にロシアから伝わった伝統菓子で、2度焼きしたクッキーの上にジャムやチョコなどをデコレーションしたものなのですが、いまではあまり見かけなくなっています。
お店の掛け紙はシンプルでありながらレトロ感のある上品なデザインです。
購入したのは左からキンカンもち・桜餅・よもぎもちです。よもぎもちは弾力のある餅なのですが、よもぎの風味をすごく感じます。桜餅も桜の風味だけでなく葉の風味も強く感じます。どちらも薫り高いのにあんの甘みは控えめで、上品な味に仕上がっています。
キンカンもちは鮮やかなオレンジ色の餅に氷餅がまぶされていてキラキラしており、見た目が華やかです。初めて食べるのでおっかなびっくりでしたが、甘さ控えめのキンカン煮が入っていて、柑橘のさわやかな風味とキンカンのかすかな苦みが癖になるおいしさでした。
ロシアケーキや糸切り餅など、気になるものがまだまだあったので、リピ買いしようと思いました。お茶うけにぴったりなしまだやの和菓子を、ぜひ食べてみてくださいね。
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