【京都市山科区】「ブラタモリ」で放送された「逢坂の関」近くの髭茶屋追分を散策してきました。

2023年5月20日に#234の初放映されたNHKの「ブラタモリ」で、山科区が取り上げられました。その放送の中で大津市にあった「逢坂の関」の話が出たのですが、京都市山科区と隣接するあたりにも関所や東海道に関する遺跡などがあります。

まずは国道1号線にある藤尾交番から東海道をたどっていきます。

藤尾交番があるのは大津市なので、交番のすぐわきには東に行けば滋賀県の敦賀・彦根方面に、西に行けば京都方面との道路案内があります。

藤尾交番から100mほど西に歩いたところで変な看板を発見しました。京都市方面は東の1号線に誘導する矢印が出ているのですが、大津市へは東西両方に矢印が出ています。しかも一般道の道路案内標識は青、高速道路は緑と法令で定められているので、一般道なのに緑なのも謎です。高速への誘導にしても1号線を西に1.5kmで京都東インターチェンジがあるので、東に10km先の瀬田インターチェンジへの誘導とも考えにくいです。

ここはすでに京都と大津の県境で、道路上に県境があり道路を挟んで北側は大津市、南側は京都市のため、看板前の道路には京都市と大津市のマンホールが並んであります。

さらに西に歩いていくと眼下に1号線が見下ろせます。国道1号線は滋賀県ですが、筆者が撮影した場所は京都市山科区です。

さらに東海道を西に進むと分かれ道が見えてきました。ちなみに道路上に県境があるため、写真右側の住宅の住所は滋賀県大津市追分町で左側の住宅は京都市山科区髭茶屋屋敷町です。

こちらは東海道と奈良街道の分岐点の髭茶屋追分で、右に行けば東海道、左に行けば伏見街道(奈良街道)になります。

道路標識の後ろには、追分の歴史が書かれています。逢坂の関にすぐ近くで主要街道の分岐点であるこの辺りは、旅人だけでなく物流の拠点でもあったため、江戸時代までは旅籠や倉庫などが多くありました。

ここの分岐点からは東海道の道路上に県境があるのではなく、住宅街の敷地を横断するように県境が走っているため、京都府と滋賀県をまたいで建築されている建物もあります。

筆者は左の奈良街道を歩いていき、セブン-イレブン 京都山科小山店がある小山大宅線と合流する交差点で散策を終了しました。距離的には1kmにも満たない距離でしたが、とても見どころのある散策でした。

今回散策した道程はこちら↓

そのま

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